陰陽道は安倍の晴明が有名になり、晴明桔梗紋として五芒星が知られています。
晴明の先生である賀茂忠行と息子賀茂保憲(やすのり)の時に、陰陽道の天文道を晴明に、暦道を子の賀茂光栄にと
二派に分けられました。
賀茂の神様は「賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)」で、元伊勢に祭られています。
その神社の名は「籠神社(このじんじゃ)」で「籠」は「かご」です。
余談ですが「カゴメトマトジュース」のマークって六芒星ですね。
世の中には星型がけっこう潜んでいます。例えば、、、
函館の五稜郭は、五芒星と六芒星のミックスで、1ドル札なんかにもよ~く見れば・・・
うちにもありました!まさに籠目です
それから、童謡の「かごめかごめ」
かごめ かごめ
かごの中の鳥は いついつ 出やる
夜明けの晩に 鶴と亀がすべった
うしろの正面 だぁれ
かごめ籠目六芒星仙台城下・・・
陰陽道の「陰」と「陽」は、数字では「偶数」「奇数」になります。
「1・2」「3・4」「5・6」という風に奇数と偶数のペアがあり、五芒星と六芒星もペアです。
ですから、賀茂保憲から二派に分かれた時に、光栄は「陰・六芒星」、晴明は「陽・五芒星」になっているはずです。
晴明の五芒星は五行の相剋図から来ています。
相剋-そうこく
相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係。
木剋土-もっこくど
木は土から養分を吸い上げるので土に勝つ
土剋水-どこくすい
土は水をせき止めるので水に勝つ
水剋火-すいこくか
水は火を消すので火に勝つ
火剋金-かこくごん
火は金を溶かすので金に勝つ
金剋木-ごんこくもく
金は木を切り倒すので木に勝つ
相生-そうしょう
順送りに相手を生み出して行く、陽の関係。
木生火-もくしょうか
木は燃えて火を生む。
火生土-かしょうど
物が燃えて灰が残り、灰は土に還る。
土生金-どしょうこん
鉱物・金属の多くは土の中にあり、土を掘ってその金属を得ることができる。
金生水-こんしょうすい
金属の表面には凝結により水が生じる。
水生木-すいしょうもく
木は水のあるところに成長する。
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