仙台藩のレイラインは、いまのところ六芒星・四神・グランドクロスの3つの図形を紹介してきましたが、
実はもうひとつあります。
一辺が約20kmのきれいな正三角形を描き、そのど真ん中には鹿嶋神社。
このレイラインは、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、武功祈願で築いた結界(呪術)です。
3か所とも車一台がやっとこさの山道を登った山頂にあります。
東松島の富山観音は、「伊達なバス旅」の7月と9月実施の「キリシタン五郎八姫コース」に組み込みました。
バスの通行不可の道幅なので、徒歩可能な参道を登ります。(たぶん20~30分ほど)
この場所は松島四大観のひとつで「麗観」と称されるすばらしい眺めです。
政宗公の長女五郎八姫が建てた観音堂のすぐ下に、洞水和尚がこっそりと開山した大仰寺があります。
観音堂の横には姫が寄進した梵鐘もあります。
お堂の中には洞水和尚と、田村麻呂の木像も安置されていますが、御開帳は33年に一度のみ。
五郎八姫の母で政宗公の正室愛姫(田村氏)は、先祖が坂上田村麻呂といわれています。
また、政宗公以前の伊達氏の中に田村氏の血筋がいることから、五郎八姫は田村氏と伊達氏両方の血を完璧に継ぐ
サラブレットといえるでしょう。
石巻の牧山観音は、山道を走行中うっかりと通り過ぎてしまい、Uターンできるスペースが無いまま山を下りてしまいました^^;
桃生郡の箟岳(ののだけ)観音は、のちほど書きます。
3か所ともとにかく「秘境」です。
*このトライアングルは、7年前に富山観音を調査中、たまたま大仰寺の前ご住職の奥様との立ち話で教えていただいたのですが、東日本大震災で調査できずにいました。
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