【あなたのそばには風水があるvol.2~みっくん】
『星の街仙台』の中にも紹介されている『四神』。
風水では地相・家相において『龍脈』を大切にします。『龍脈』は大地の気が流れるルートの事です。
その気の流れを集め、留め、淀むことなく貯える事が出来る場所が地相としては最高の場所なんです。
そのもっとも最高な地相とされているのが『四神相応』の土地なのです。
北に高い山・丘や建物(玄武の相)
東に川の流れ(青龍の相)
南に低地(朱雀の相)
西に道・道路(白虎の相)
上の図は『星の街仙台』の『四神』の項(21ページ)で掲載されているものです。
仙台城を中心に、古代中国の星宿図にならって角度を合わせたものです。「政宗公が地上に星を降ろした」と表現されています。
ファンタジーのような表現ですが、よく見るとファンタジーではなさそうですよね?
北に『亀岡八幡宮』、東に『松島瑞巌寺』、南に『瑞鳳殿』、西に『太白山』。
まさに、大地の気の流れが仙台城に集まるように配置されているのです。
『星の街仙台』によると、『亀岡八幡宮』は人工の山であるというのには驚きました。
だって、四神を配置するために山を作ったとしか考えられないですから。
そして『松島瑞巌寺』の正式名称は『青龍山瑞巌円福禅寺(せいりゅうざんずいがんえんぷくぜんじ)』。
もう、そのまんまじゃないですか(笑)。
ちなみに、仙台城の東には広瀬川が流れています。風水では清らかな川の流れは吉相。計算し尽くされていますね。
『瑞鳳殿』だって朱雀=鳳凰なので、文句なしに当てはまります。
西の太白山は道路じゃないよなぁ、と思っていたら、これまた『星の街仙台』によれば「海からも見えることから漁師たちからランドマークとして崇められてきました。」と書かれているではないですか!!
海路の『道しるべ』なわけです。ですから、道・道路として当てはまりますよね?
風水的に見ても、西の道路は交通量が激しい道路より静かな道路のほうが吉相なのです。山ですから、当然静か。素晴らしいですねぇ。
政宗公による星降ろしは、完璧だったのです。
ちなみに、『四神相応』の風水は家の中にも取り入れられますよ。
部屋の中でドアに顔を向け、正面が朱雀、左が青龍、右が白虎、背後が玄武と考えます。それぞれの位置に先ほど紹介した四神が意味する縁の物を置いてみましょう。例えば、青龍の位置に川と縁のある物を。
気の流れを意識して、貯え、淀まないようにすると良いでしょう。
きっと、皆さんの生活も活き活きしてくるのではないでしょうか?
★★★★★★
仙台城下の四神の中で衝撃的なのは、やはり玄武の亀岡山ですね。四代綱村公の時に建てられましたが、その歴史的資料は残っていないようです。
「大いに土木を起こし宮地を造営する」という一文のみ、鳥居横の看板にあります。
山は亀の形になぞらえて造られたという口伝もあるようですが…
幽峰
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