【あなたのそばには『風水』があるvol.9~みっくん】
何度かお話ししてきた『鬼門』。これは神様の通り道だと説明しましたね。
この鬼門には『表鬼門』と『裏鬼門』というものがあります。
普段、皆さんが意識する鬼門は『表鬼門』と呼ばれる北東の方角の事です。
この方角から神様がいらっしゃるのです。
じゃあ、入ってこられた神様はどう通り抜けていくの?というと、南西の方角に抜けて行かれるのです。
この方角の事を『裏鬼門』というのです。
鬼門の方角を綺麗に保つことで、運気を保つとお話してきました。
入って来られる方角を綺麗にしなければいけないという事は、当然出ていかれる方角もです。
さてさて、風水を活かして仙台の街づくりを行った政宗公。
仙台城から見て『表鬼門』は『仙台東照宮』であることは周知の通りだと思います。
地図上で、現在の仙台城址と仙台東照宮の位置関係を見ながら、“ふと思い浮かんだ場所”を、調べてみました。
鬼門のラインを下方にたどっていくと、通過したその場所こそ、『日光東照宮』でした。
つまり、仙台は東照大権現様に守られているという事になるんですね。
さて、ここからはファンタジーのお話。
風水的に鬼門は『相続』の運もつかさどる方角なのですが、江戸から見て北東の方角は仙台を含む伊達藩の所領という事になります。
この相続という視点から思うに、
「江戸幕府にもしもの事があれば、政宗、この国を頼むぞ。」
という家康公のメッセージとも考えられます。
だとすれば、東照大権現を祀る仙台東照宮を鬼門においた意味は…?
「有難き御言葉、身に余る思いでございまする。しかしながら、伊達家が江戸幕府を継ぐなんて滅相もない。」
と言いつつ、腹の中では天下を狙う政宗公。
「家康殿の代わりがこの政宗であるのであれば、政宗の代わりは家康公をおいて他にはおりませぬ。」
と、仙台城の鬼門に仙台東照宮を鎮座させたのでしょうか…
いろいろな想像を巡らせながら仙台の街を見ると、とても面白いですね。
★★★★★★
幕府へ報告した表鬼門【定禅寺】の歓喜院は、現在葛岡の寺に移ったことまでわかりましたが、裏鬼門は不明のまま調査中です。
仙台東照宮に対して日光東照宮が浮かび上がってくると、グランドクロス上の岩出山城の謎や、時代背景からしても、
政宗公と家康公との間に、仙台開府以前に密約があったのでは・・・
という妄想が暴走するのですが。。。
仙台城と日光を結ぶラインは、福島の伊達駅を通過しますが、他には「有意性」が見つかりません。
また、今回静岡の≪東照宮を巡る聖なる3本のライン≫を知りました。
今回のみっくんの発見は、MASAMUNE CODEファンタジートピックとして、乞うご期待。
幽峰
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