政宗公のものとされる水玉模様の陣羽織は、青、赤、黄、白、黒の五色からなる。
実はこの五色は、陰陽五行思想からきている。
青は、木星、赤は火星、黄は土星、白は金星、黒は水星。太陽系の5つの星をあらわす。
さらに青は東、赤は南、黄は中央、白は西、黒は北。
これを漢方では、青は肝臓、赤は心臓、黄は脾臓、胃、白は肺、大腸、黒は腎臓をあらわす。
つまりは人は太陽系、宇宙を体現していると。
水玉模様の陣羽織は、太陽系を体現し、東西南北の方位→八卦も現す。政宗公としては、
「我、星々の加護、太陽系、宇宙の加護あり」と宣言している。
徳川家康公は、北極星として宇宙の支配者。大名より格上とされた。天皇はまた別なんですけどね。
まさに恐るべし。である。
★★★★★★
明治時代の伊達家の宝物目録に記されている名称は「紫地羅背板五色乱星-むらさきじらせいたごしきみだれぼし」、水玉ではなく星とされています。
『星の街仙台』たる所以は、六芒星や天空の四神を城下に降ろしただけではなく、七夕祭りや文様などにも政宗公がいかに「星」にこだわりを持っていたかがわかります。
幽峰
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