カトリック イエズス会の神父。中国にキリスト教布教して、大きな成果を挙げた。
時代的には信長から家康の時代にあたります。
天文学の知識をもち、ルネサンス期からの科学文化を中国に伝えている。
中国は明の時代。明の万暦帝の命にて、世界地図、さらに天文図をつくる。
マテオ リッチの世界地図は、日本に伝わり、京都大学図書館、宮城県図書館にオリジナルがある。
宮城県図書館のものは、仙台伊達家につたわり、江戸時代に複製が作られている。仙台には天文図も残る。
キリスト教が天文学をリードした時代の話。
写真はウッドベッキア・マテオ リッチの世界地図。
★★★★★★
先日、宮城県図書館2F展示室でこの地図を見ました。現代の世界地図と比べてみても、信じがたいほどに正確で驚く。
京都と仙台は天文学でつながりがあったと思われる。京都の大将軍八神社は星を祀る、虎哉和尚と大有和尚(青葉神社初代住職)が京都にいた(天文学を学べた)という史実、仙台開府時、虎哉和尚が京都にいた大有和尚に手紙を送っている(呼び寄せた)ことなど、『星の街仙台』の幕開きに京都が関わっている。
そして、カトリックイエズス会だ。
幽峰
追記:もうひとつのルートは、江戸。水戸も絡む。
暦など陰陽道に関わる天文学は京都。江戸は天体観察、科学的な分野に進み、オランダから産業革命を知る。
カトリックは天体を観測など科学技術は進歩が止まるが、プロテスタントのオランダ、イギリスは産業革命を経て、天文学もニュートンまでいく。その情報は、オランダから江戸、薩摩にいき、明治維新となる。
仙台藩の天文学は、藩の軍事機密に関わることから秘密であり、仙台は、むしろ医学、物理学などの理工学系か中心となる。
~なとりのひと~
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