11月23日は『勤労感謝の日』ですが、戦前までは『新嘗祭』という祝日になっていました。
『新嘗祭(にいなめさい)』は五穀の収穫を祝う宮中祭祀の事で、いわば日本版の『ハロウィン』です。
23日は陛下が皇居内にある宮中三殿で祭祀を執り行い、今年収穫された新米を口にされるのですが、昔は国民も新嘗祭が終わるまでは新米を口にしないという風習があり、今でもそれを守る地域があるそうです。
『新嘗祭』は名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、『神嘗祭(かんなめさい)』という祭祀を御存じでしょうか。
これは10月17日に、その年の初穂を天照大御神に奉納する儀式が行われるのですが、天神地祇(てんじんちぎ=すべての神様)に感謝する『新嘗祭』と区別して行われる祭祀です。
天皇陛下は天照大御神の子孫で在られることから、一番最初に感謝の意を表すのでしょう。
現代に生きる私たちも、伝統を後世に伝える意味でこの『神嘗祭』までは新米を口にしない、という意識があっても良いかもしれませんね。
昔の人たちは五穀の恵みが生活に直結するので、少しでも良い場所で田畑を作ることを考えていました。
そのために、いままで色々ご紹介してきた『風水』を利用してきたのですね。
現代でも、風水にあやかり『五穀豊穣=金運アップ』を祈る我々も、23日は神社へ行って天神地祇に感謝をしましょう!
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