宮城・山形にまたがる蔵王連峰。蔵王山 熊野岳など神さまゆかりの山々がつらなる。
蔵王にある御釜のそばに刈田嶺神社奥宮があり、その近くに伊達宗高公碑がある。
伊達宗高公は、伊達政宗公の子にして、村田郡を治めていた。その頃に蔵王山が噴煙をあげ、被害が宮城県に起こる。
宗高公は、単身、噴煙あがる蔵王山に登り、鎮火の祈りを捧げ、我が身がいけにえになっても良いと願ったとされる。
まもなく蔵王山は鎮火し、宗高公も若くして亡くなる。
政宗公はその死を悼み、村田に菩提寺を建てる。
庶民は、宗高公の犠牲により蔵王山が鎮火したと伝承し、昭和になり、蔵王山に石碑をたてた。
刈田嶺神社奥宮の御神体は、冬は蔵王山下の里宮に降り、春には奥宮に帰るしきたりがある。
刈田嶺神社の神は、白鳥明神とされ、御遣いは白鳥。
ヤマトタケルを神ともしていて、ヤマトタケルも死後白鳥になったとされる。
宗高公も白鳥となり、空を飛ぶのかもしれない。
★★★★★★
-宮城県と山形県にまたがる蔵王山で地殻変動などが観測されたことから、気象庁は、噴火警戒レベルを1から2に引き上げ、噴火への警戒を呼びかけている-
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