しまづなりあきら。幕末の薩摩藩主にして、名君の名が高い。
薩摩島津に暗君なし、といわれ、歴代の薩摩藩主は名君が多いが、斉彬公はずば抜けて名君とされた。
斉彬公の曽祖父にあたる島津重豪は、オランダからさまざまな分野を学び、ローマ字で日記を書けるほどの学識を持ち、息女を11代将軍の夫人にした人物。
その重豪公に対抗して家臣に蚊を打つピストルを作らせたのが仙台7代藩主 伊達重村公。この二人はかなりライバル心をもち、江戸城内を沸かせたらしい。
重村公の息女が鳥取池田家に行き、姫を産む。この賢姫が薩摩島津家に行き、斉彬公を産んだ。斉彬公は伊達重村公のひ孫にあたる。
賢姫は学問好きで、持っている本全てと鎧兜を持参で薩摩島津家にいき、乳母を立てず、みずから斉彬公を育てた。
斉彬公は、島津重豪公の血と賢姫を通じて池田輝政、徳川家康、伊達政宗の血を引いていた。
斉彬公は、藩主となり、若くして鹿児島で亡くなる。
薩摩島津家の菩提寺だった福昌寺跡の墓に斉彬公は眠り、母の賢姫もそばに眠っている。
★★★★★★
NHK大河ドラマ「西郷どん」で、斉彬公を演じる渡辺謙の存在感は絶大。
幽峰
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