(一社)いわき観光まちづくりビューロー主催、
「二至と二分・ライン上に現れる聖地は~夏至冬至・春分秋分のご来光が表すもの~」
聖地研究家 内田一成氏の講演を受講してきました。
いわき湯本駅前で講義のあと、近くの温泉神社へ。
福島県いわき市は、聖地の宝庫で、太古の太陽信仰の色濃い祭祀遺跡や寺社が連なる。
温泉神社の鳥居。ほぼ真北を向いている。
全国的に見ても非常に珍しい北向きの本殿。正午の太陽を後ろに背負っている。
通常神社は北極星を背にして南向きに建っている。
本殿の後ろに、湯ノ岳から運んだ「むすび磐境」がある。
この地形を見ると、風水的に良い気が集まるくぼみになっており、ここから子孫繁栄のエネルギーが噴き出すと見て取れる(内田氏談)
この神社の合祀の歴史的背景からは、出雲系の神を祀るとのこと。
そして、温泉神社-高倉岳-湯ノ岳を線で結ぶと、夏至の入日方向に一致する。
レイラインハンター内田さんのトークサロンは2回目の参加になりますが、おもしろくて大変勉強になります。
ありがとうございました!
ここからは余談になりますが、帰りに伊達市の道の駅伊達の郷りょうぜんに寄りましたところ、おもしろいアニメキャラ(政宗ダテニクル)に出会いました。
上が愛姫で下が小次郎ですって。なんてかわいらしゅう。
五、九、十、十二代藩主。全員イケメン!
初代朝宗が、激しくかっこいい。
伊達氏初代から描かれるというのは、ある意味レアでおもしろい。伊達市だからこそ。
朝宗公は、もともとは常陸国(現茨城県)の武将で、文治5年(1189)の奥州合戦で源頼朝軍に従った。
そこで朝宗の4人の息子達が大活躍したことから、その功績が認められて伊達郡を賜り、この地に移住して姓を「伊達」に改めた。
そうして伊達氏の歴史が始まったのです。
ちなみに仙台藩祖伊達政宗公は伊達氏17代。山形県米沢で生まれ青年期まで居て、豊臣秀吉の命で宮城県北部の岩出山城へ移り、関ヶ原の戦いのどさくさに紛れるようにして仙台開府。
同時期に、天下を取った徳川家康は、現いわき駅の北側に磐城平城を建て、家臣の鳥居忠政を城主にしている。
目的は、仙台を本拠地とする政宗への牽制であったという。
岩出山城も、徳川家康の縄張り。この二つの城が、仙台藩のレイライン「グランドクロス」の南北ライン上にあるのだ。
これが意味することとは… 来年の星の街仙台タピ大講座のテーマになります。
令和2年1月15日(水)19:00-20:00
~幽峰~
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