以前より、城下に「麻の葉模様」(和製フラワーオブライフ)を重ねた画像を講座内でお見せしてきましたが、それについて新発見がありましたので、きのうのタピ大講座で発表しました。
*古地図は宮城県立図書館所蔵の1664年の「仙臺城下絵圖」
麻の葉模様は、平安時代にはすでに着物や産着の柄に使用されています。
まず私は、フラワーオブライフについては、にわか仕込みです。
古代から、国や文明に関係なく世界各地で用いられてきたこの図形は、ひとことで言うなら「宇宙の法則」
講座で解説しましたが、ここでは割愛します。詳細は検索してみてください。
幾何学は、一定の規則にそって形成される図形や空間の性質を持つ、数学の分野。
フラワーオブライフには7種類の図形がありますが、なかでも完成形である「フルーツオブライフ」の全ての円の中心をラインでつないだものが「メタトロンキューブ」です。
*図形は検索したサイトからお借りしました
この図形がまさに360年前の絵図にピタっとはまりました。
次に、現代の国土地理院の地図上に落としてみました。ほぼ一致します。
本題はここからなんですが、麻の葉模様のラインをグーグルマップ上に描き込んでいくと、都市開発において最重要施設が9か所もライン上に乗っていることがわかりました。
この星印、なんだと思いますか?
駅です。
駅というのはその場所を起点として、建物が出来、人が集まり、産業が発展していく土地になっていきます。
ここで「ゲニウス・ロキ(地霊)」という言葉が登場します。
日本的には「イヤシロチ(弥盛地)」「ケガレチ(気枯地)」でしょうか…
ゲニウス・ロキは、古代ローマの兵士たちが最初に使った言葉ですが、現代においても不動産業や建築業界では知られており、実際に土地開発に今も利用されているようです。
また、イヤシロチ・ケガレチを科学的に証明した物理学者がいます。
研究書をお持ちの方は、六芒星地図をコピーして線を引いてみてください。
ライン上に駅があるのは偶然の産物ではないことを、きっと実感するでしょう。
仙台城下の六芒星が、たんなる「結界」では終わらない、もしかしたらこの街は、とっくの昔からこれらの図形を駆使して開発されてきた、と思わざるをえません。
私たちは、400年前(いやそれ以前)の土地の記憶をなぞって造られた街に住み、生活しています。
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